ROOFroof

とある自動車ショールームに付随する駐車場に、11m×16mの大きな屋根を架ける計画です。駐車場は駐車ゾーンと動線ゾーンに分かれ、動線ゾーンは車路と人の通路からなります。

その2つのゾーンに対して、通常の「柱があって、屋根が載る」ではなく、2つの『(カギ)型の構造体が寄り添うように架かる構成を考えました。
駐車ゾーンにおいては、2.5mピッチでH型鋼の柱と梁による”『 “が並びます。2.5mとは、既存駐車スペース一台当たりの寸法です。

屋根材は波板鋼板とし、2.5mのスパンに対して強度を確保しています。一方、動線ゾーンの”『 “はフラットバー(平鋼)で構成しています。 フラットバーをショールームに対して縦使いとする事で存在感を消し、繋がりを生み出しています。

構造的に弱くなる分は柱のピッチを小さくして対応しています。 そのピッチは910mm、ヒューマンスケールを意識したモジュールです。

車と人が行き来する場所なので、動線ゾーンをさらに人と車のゾーンに分けるべく、 ショールームから柱を1mほどオフセットして配置しています。 こちらの屋根材は3’×6’版のポリカーボネート版を採用、ショールームに対して深い屋根の半分を透明にする事で 採光を確保し、屋根でありながら”空の下”という状況を作り出します。 自動車のショールームという、人と車が出会う場にふさわしい屋根の在り方を考えました。

 

DATA
所在地:神奈川県藤沢市
主要用途:駐車場
規模:地上1階
構造:鉄骨造
敷地面積:104.92㎡
建築面積:180.70㎡

設計:タスエス

category: WORKS